山霧という言葉をご存知ですか?
少なくとも、私は40年以上生きてきて、若狭に来て初めて知りました。
なんとなくイメージはできなくはないものの果たして???といったところです。
検索サイトで調べてみると、
山の斜面に沿って空気が上昇するときにできる霧。 滑昇霧の俗称。 遠くから離れてみると山霧も雲と区別がつかないが、霧粒をみると山霧のほうが雲よりも粒が概して小さいのが特徴である。
とのこと。
もはや、見た目は雲です。
ただ、濃い緑の山々や古くからの町並み、凛とした静けさといったいくつかの要素が絡んでくると、途端に山霧は俄然勢いを持って目に焼き付きます。
写真をご覧いただけますか?
奥の山々には、春ではないのですが、清少納言「枕草子」の書き出しの一節を連想させる、「やうやう白くなりゆく山ぎは(中略)雲の細くたなびきたる」のごとしです。
しっとりとした空気に対して、濃く深い緑がよく似合う情景です。
春から夏、夏から秋にかけて若狭熊川の山々ではこうした景色に出逢えます。
夏といえば、若狭は旧来から海がレジャーの一丁目一番地でした。
今は、レジャーの多様化も進み、海だけではなく、山には高規格のキャンプ場と一棟貸しのホテル、古くから軍事・交通の要衝となって栄えた文化庁指定の日本遺産・熊川宿があります。
そばには水質が素晴らしい北川や、環境省選定の名水百選として瓜割の滝もあり、自然をたっぷり全身で感じながらゆったりと過ごせる場所があります。
山霧の美しくも儚い風情と共存する若狭の山々を眺める時間を少し持ってみるだけでも都会で働くなどして忙しなく余裕のない状態から少し距離を置くことができそうです。実際、私もその一人でした。
季節を問わず、若狭にはストレス漬けの毎日による枯れた心と体に、潤いを与えてくれる優しい場所があります。
ぜひ足を運んでみてください♪
高規格キャンプ場:https://sanza-kumagawa.com/
熊川宿:https://kumagawa-juku.com/
瓜割の滝:https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=36
Today is the first day of the rest of my life.