趣味と聞かれてなんと答えますか?
私は地元産品直売所を訪ねること、と答えます。
いずれのお店も個性があります。スーパーマーケットにはない魅力があります。
- 生産者や加工者の顔が見える手作り感
- 一般的な値段に釣り合わないボリューム
- フレッシュ感
- 値ごろ感
時代が変化して、SNS、WebやAIといったデジタルが進展する世の中であっても、こうした人の手を実感させる優しさのような品物に何故か心は吸い寄せられるようです。
若狭に住んでいながらも、滋賀県や和歌山県まで直売所訪問しに行く楽しみを持っていますが、それぞれに個性やここにしかないモノ、優れた一品があると思えば、それを楽しみに出かけます。お出かけ理由が一品にある、というのも変わり者かもしれませんが、なんせそれが楽しい。
今朝はSNS で情報を得て、車で数分の「若狭町農産物直売所 たいしたもん屋」さんへ。こちらの商品は先ほど4つ挙げた魅力をどれも兼ね備えていて、あっと驚くようなものもあるのです。
例えば、この万願寺とうがらし
パッと写真で見るだけではわからないかもしれません。
一般的な直売所での万願寺とうがらしの2倍近い量が入ってこのお値段。焼き目をつけて生姜醤油と鰹節で追加の一品が出来上がります。
そして、このお店で年数回販売される「ぼたもち」こそ私の狙う獲物。
つぶあん¥351 きなこ¥300
春秋のお彼岸とお盆と年末に各数日間販売されるのですが、これぞシンプルの極み。余計なものは何も入っていませんと、見た目からも主張があります。
お餅文化の福井県ですが、嶺南エリアは嶺北ほど餅屋さんが多くありません。そこにおいて、地元の方が作っていらっしゃるこのぼたもちは、タイミングが合えばぜひ召し上がっていただきたい一品。
参考)福井の餅文化 「福井の人が餅好きなのは本物の餅を作る人がいるから。」
福井県に住んでみて、食文化の豊かさには目を見張るものがあります。越前そばが他県から見れば有名ですが、上記の通り、餅文化も素晴らしく、前述のコメも特筆すべきものがあります。様々な商品が並び、手軽に入手できるECサイトも充実してきていますが、ここでしか買えない地元産品をぜひ手に取っていただければと思います。
お味の好みも人それぞれですが、その地域の方にとって好まれる味も表現されており、その場に行って初めてわかる地域性に触れられるのがこうした直売所と地元産品の良さですね。
日頃、忙しく仕事や家庭のことをこなしている中でも、ほっとできる瞬間をこうした地元文化に触れる機会を持ってみることで、溜め込んだストレスも上手に解消できる可能性があります♪
Today is the first day of the rest of my life.
[…] 8月13日の記事「若狭町の直売所」でもご紹介したようなぼたもちが売っていれば、盆・お彼岸のシーズンを問わず、彷徨うようにあちらこちらに買いに行きます。 […]