以前の記事で、GI認証・山内かぶらについてご紹介させていただきました。
山内かぶらは、この若狭町山内地区でのみ栽培され収穫される蕪です。
このかぶらを使ったランチが食べられるお店、いっぷく処かぶらちゃんをご紹介します。
流通量に限界がある希少な山内かぶら
山内かぶらは栽培面積が限られていて、100年前から連綿と作り続けられた栽培方法をきちんと守り続けていて、丁寧に扱われています。そのため、近代化された機械で大規模に、というものではないため、また、品質も重視しているため、収穫量は必然的に限定されています。
町内であっても、山内かぶらの流通先は限られています。だからこそ、一体どうしたら食べられるのだろう、と思う方には、こちらのお店、いっぷく処かぶらちゃんでランチを召し上がっていただきたいと思います。
提供されているメニューは日替わり定食
メニューは基本、日替わり定食の一本。
メイン料理はその時々に変わるため、ホールのお母さんに尋ねるといいです。
訪問したこの日はとんかつもできるが、天麩羅がおすすめとのこと。待つこと10分少々。
メインから時計回りに、
- 野菜かき揚げと白身魚フライ(山内かぶら種と梅酢、マヨネーズを合わせたディップ)
- 山内かぶらの葉を刻んだごま油炒め
- 山内かぶらと豆腐のお味噌汁
- 山内かぶらと熊川の椎茸を使った炊き込みご飯
- 山内かぶらのつぼ漬け
- 紅白なます
- 山内かぶらの煮物
以上、7点のうち6点は山内かぶらを利用していて、野菜中心の健康的な定食(¥1,000)をいただくことができます。
ボリュームの点では、どちらかといえば女性向き。
家庭的で、薄味で優しい味わいの品々。若い方や働き盛りの男性には、少し物足りなさがありますが、食後にやってくる眠気の原因の血糖値の上下にはあまり影響しないような食事構成です。
若狭の地域の味を楽しめる貴重な場所
実際、都会に住んでいて果たして地方の家庭料理に触れられる機会はさほどありません。
それこそ、親戚がその地方に住んでいるなどがあれば別ですが、あってもここ最近は古民家カフェなどでちょっと手の込んだインスタ映えするようなランチなど、地域の味と実感するお店は意外とそう多くはありません。
そういった意味でも、このいっぷく処かぶらちゃんの存在はなかなか貴重です。
まとめ
GI認証の山内かぶらの産地、若狭町山内にて営業されている、いっぷく処かぶらちゃん。
個性的な山内かぶらをその地域の味に調理して、食べることができる貴重な場所です。
希少な伝統野菜を食べられるので、農村の傍らで、地域の産品を使った食事を楽しんでみてください。
作り手と食事しながら会話もでき、生産者の様子も知れて、豊かな時間を過ごすことができますよ。
Today is the first day of the rest of my life.