温泉三昧(伯耆と作州)

中国地方の温泉を楽しむ

温泉と聞いて、好き!と答える方は余裕で過半数を超えるのではないか、と勝手に思っています。

1日にいくつ温泉巡りはできますか?

私はせいぜい2箇所ぐらいまで、ですが、今回は2箇所目で館内に4種お風呂があったので全て堪能させていただきました。

効用もあり、リラックスもでき、疲れも癒される温泉。東北や中部地方の温泉各所も好きですが、中国地方の温泉もこれがまたいい。

今回は鳥取県・岡山県という、関西から車で2時間半圏内?で行ける点も踏まえ、ちょっとお気に入りの温泉をご紹介します。

関金温泉と奥津温泉

共同浴場(内部は写真撮影を控えています)

高速道路からは少々奥まっている場所にありますが、その分、期待を裏切らない古き良き温泉の楽しみがそこにはあります。

開湯から1000年を超える歴史ある温泉の関金温泉。国内2位のラジウム含有量があるようで、別名、白金の湯とも。体の免疫力を高めるホルミシス効果も得られるのがここ。ラジウム泉では世界一の三朝温泉が有名ですが、個人的には情緒あるここ関金温泉が好みです。

毎度訪問するのは関の湯。いわゆる公衆浴場です。しかし、侮れません!

衝撃なのは、200円で入れる、というところ。

床に座り、湯船から直接掛け湯をして、持参の石鹸類で体を清潔にするという古くからあるスタイル。これは屋久島の公衆浴場などでも経験していますが、地元密着型で味がある。

気になる湯は、というと、源泉掛け流しで常にフレッシュなことは何より嬉しいのですが、とっても熱い!泉温は体感的に44℃ほどありそうな(源泉記載には40−62℃)無味無臭の透き通るお湯。無骨な木製の小さな湯船は大人3名でいっぱい。滔々と湯を注ぎ続けるその風情は歴史あるものを感じさせます。

こちら、駐車場がごくごく限られているので、そこはご注意ください。

こちらは昭和2年に建てられた趣がそのままにある、館内は常に快適さを心得た改装が施された贅沢なお宿。そのお宿をリーズナブルに利用させていただけるプランが、「夕食がついた日帰り温泉プラン(2024年夏訪問時¥13,000 税サ別)。」17:00-21:00で利用が可能で、食事は18:00 or 18:30より。館内の4つの温泉を存分に堪能できるだけではなく、夕食には旬の会席コースをいただけます。

このコースは個人的にかなり内容に満足でしたので、少しご紹介させてください。

詳しくは宿ホームページに記載がある通りですので割愛させていただきますが、湯船床面からポコポコと湯が湧き出すのは、川そのものを欲情にしている川湯温泉(和歌山)などあるものの、非常に珍しいです。特に源泉の真上に湯船があるのは本当に珍しい。

個人的なおすすめは、立湯。最も深いところで140cmほどあり、バーを少し握りながらお風呂に浸かることができます。そのほか、宿の何もなっている鍵湯、泉の湯、川の湯があり、それぞれ作りが異なるため、お好みの湯を見つけられるのもいい。

立湯。男女時間制。奥の壁側にバーが設置されていてそれを手にしながら立ってみるとなんとも心地いい。

旬の会席コース

作州名物のそずり鍋。ぜひ召し上がっていただきたい一品。会席コースに台物として登場。

とても丁寧な仕事をされています。こちらのお食事は、一つ一つ素材が生かされており、吉井川を眺めつつ、心が安らぐほどの優しさを料理を通じて感じ取ることができます。

特に、おすすめしたいのはそずり鍋(上部写真)。作州は古くから牛肉を食す文化ある地域ですが、マグロでいう中落ち部位の肉を削って(そずる)、小さくした牛肉と野菜などを上品でふくよかな味わいの出汁とともに鍋に火を入れると、もう、これこそ贅沢だ!と叫びたくなるような美味しさです。

まとめ

中国地方には、高アルカリ性の美肌の湯やラジウム泉、歴史や情緒ある温泉など多数あります。その中でも、今回ご紹介させていただいた温泉は、個人的には全国でも指折りの場所と感じています。それぞれの好みや趣向があるため、各々のお気に入りがあろうかと思いますので、ぜひ、足を運んでみられて、今回の温泉も気になる先の一つに加えていただければと思います。

日々忙しく疲れ果てていたとしても、温泉がそっと優しく癒してくれます!

Today is the first day of the rest of my life.

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