身の丈にあった支出1

給与で生活 賞与は全て貯金

社会人になって、最初の4ヶ月は研修で郊外のホテルに缶詰でした。

年末の資格試験に向けて、1日7時間ほど毎日インプットし続けていたのです。

恵まれた研修生活で、朝昼晩と全ての食事と、毎日のベッドとシャワーが提供され、4ヶ月分の初任給は見事に貯蓄されていきました。それだけでも一気に100万円近い貯金ができたのです。

赴任先の発表後、各地へ新人がバラバラと派遣され、そこからOJTを経て独り立ちをしていきましたが、お金の使い方について誰かに教えてもらうこともなく、なんとなく給与はちょっと貯金する程度でした。

20代後半になって、数百万円程度の貯金があったと思いますが、管理をしっかりしていなかったこともあり不明。お金は自動的に懐に入ってきて、ある程度の生活の範囲であればやりくりできていた時代でした。

このマインドのままで20代後半に結婚したわけですが、蓄財に対する意識よりもどうやって給与を上げるかにフォーカスしていたがために、今思えば、資産形成においてもったいない時期を過ごしたな、というのが本音です。

給与で生活し、賞与は貯金に回してトントンの生活が続いていたのです。

結婚を機に資産形成は変わったか

結婚直後に、妻と話したところ、私は無知だったので妻の意見に全て乗っかった形になりました。

その当時の支出入の状態(一部)は、次のとおりでした。

収入

  • 毎月の給与は使い切る
  • 年2回の賞与は全て貯金に回す(貯金はここだけ)

支出

  • 学資保険をスタートする(保険料)
  • 生命保険は夫妻ともに充足させる(保険料:月4万円)
  • 家は借上社宅(住居費:月5万円)
  • 食事は週2回外食(食料費:月?万円)
  • 車は新車のみ(クルマ代:月2万円+一括購入)
  • 教育費は惜しみなく使う(教育費:月3万円)
  • 週末はお出かけを楽しむ(レジャー・交際費:6万円)
  • 携帯電話はキャリアのみ(通信費:2万円)

投資(資産形成)

  • 毎月1万円の社員持株制度の積立
  • 賞与の貯金

具体的な金額をさほど記載していないのでイメージしづらいかもしれません。

ただ、上記の状態だけで見ていただいてもお分かりの通り、基本的には「浪費」主体で、貯蓄体質ではなかったのです。この支出入でいくと、会社員生活を止めた瞬間に破産します。どのような環境の変化にも対応できうる持続可能な生活ではありません。

夫婦ともに、資産形成と将来に向けた家庭構築の具体的なビジョンの欠如があったことは否めません。

20代後半 身の丈にあった支出

振り返ってみて、もし変えるならどうするのかを考えてみます。

収入

  • 給与⇨20%は投資 80%の範囲で生活
  • 賞与⇨50%は投資 50%は緊急時の生活費用備蓄(貯金)

支出

  • 学資保険⇨せずに積立NISA(月2万円)
  • 生命保険は掛け捨ての最低保障のみ(県民共済など)
    • 会社の団体生命保険で安価にカバー
  • 家は借上社宅(住居費:上限額の範囲内で手出し最小に:月3万円)
  • 食事は月2回外食(食料費:月5〜7万円)
  • 車は中古車も(クルマ代:月1万円+一括購入)
  • 習い事は時間と費用のバランスをみる(教育費:月3万円)
  • 週末はお出かけを楽しむ(レジャー・交際費:月3万円)
  • 携帯電話は格安SIM(通信費:月0.6万円)

投資(資産形成)

  • 毎月1万円の社員持株制度の積立
  • 給与でNISA つみたて投資枠
  • 賞与でNISA 成長投資枠

詳細の収入は明かせないのでざっくりの記載になりますが、上記のように変えるでしょう。

おそらく、これだけで40代になる頃には相当な資産形成が出来上がっているでしょう。

20代で身の丈にあった支出について考える機会、お持ちでしたか?

Today is the first day of the rest of my life.

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