地元スーパーマーケットのスゴい一面(若狭)

趣味の一つ 地元スーパーマーケットを観察すること

私の趣味の一つに、お出かけや旅をする時には必ず地元スーパーを覗く、というものがあります。

惣菜コーナーや鮮魚は特に優先度を上げてチェックします。

理由は、その地域に愛されるために、日常的に口にするものは好みや売れ行きを考えていらっしゃるので、地元らしさが見えやすい、という点です。それが結局のところ、地域を知ることになり、食べてみれば地域の味や調理方法、食材の組み合わせなどが見えてこれまた面白いのです。

この趣味は20代後半の時に、会社の先輩から、「出張先のスーパーに行ってそこでしか買えない刺身を食べるのがいつも楽しみなんだよな」という会話からスタートしました。

都市近郊のスーパーよりも、田舎へ行けば行くほど地域密着な、ある意味尖った、その地域のものが揃っている印象があり、その違いを知れば知るほど楽しいです。

例えば福井県の場合

関西のスーパーと比べた時、福井県に住んでみて一番驚いたのが、長い竹串でまるごと一匹の大きな鯖を串刺しにして焼いた焼鯖が惣菜コーナーにドーンと陳列されていること。

出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」

しかも、若狭だけでみても、一つ二つのスーパーだけでたまたま陳列されているのではなく、どのようなスーパーでも置かれています。

ここまでくると福井の、あるいは若狭のアイデンティティみたいな感じもします。

他にも、福井市は油揚げ消費量が全国一だそうで。

そしてこちらの油揚げは関西でいうペラペラの薄い油揚げではなく、関西的には厚揚げに当たるものを指します。

面白いことに、この油揚げ販売コーナーも多種多様なメーカーのものが置かれており、油揚げの選択肢が広いことも食の面で県民性が出ているのがおもしろいですね。

福井県坂井市に本社を置く スーパーマーケットPLANTもおもしろい

コウノトリとPLANT-2上中店

若狭町には集客力抜群のPLANT-2があります。

ここにはありとあらゆる生活上の商品が並んでいて、日常生活に潤いを与えてくれています。このPLANT-2、夕方の食品お値引きレベルがなかなか素晴らしいのです。

17:30 18:30 19:30と1時間刻みで値引率を上げていただいて、思わず購買意欲を高められてしまうのですが、17:30時点で30%OFFが出始めます。そして、刺身コーナーを覗くと、柵で販売されているものは半額スタートだったりも。

こちらPLANTの刺身は夕方時点でも鮮度がさほど落ちておらず、ドリップも少なめで細胞が壊れていないことも見て分かります。そして、鮮魚部の方の処理の仕方が素晴らしいのでしょう、生臭みなどもないのです。

つまり、夕方の割引となった柵の刺身(マグロやカンパチ、鮭など)も鮮度が比較的保たれたままでお値打ちに購入ができることがあるのです。

個人的に、関西の都市部で買う刺身はどうしても生臭さがついて回って苦手でした。そういった意味でも、新鮮な魚が得られやすい地の利があって、企業努力もあるように思います。

まとめ

全国各地、地域に根付いた地域色のあるスーパーマーケットでは、地域の皆さんに喜ばれるような様々な惣菜や鮮魚などを準備いただいていて、食卓を楽しませてくれています。

だからこそ、旅行先でスーパーに入ると、その地域オリジナルなものに出会えることが多く、その発見が旅の楽しみに変換されたりもします。

福井県もPLANTをはじめとして地域を表現する顔だったりします。PLANTの鮮魚についてはまた別途ご紹介させていただくとして、地元スーパーマーケットを地元密着商品に焦点を当てて旅をするのも楽しいですね。

ドライブや旅行に福井県へお出かけの際は、地元密着・その土地の強みが生きた商品に意識を傾けて入店されてみるのも楽しめる一手かと思います。

Today is the first day of the rest of my life.

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