少子高齢化対策と国の支援策
なにかと話題にあがる少子高齢化対策。
我が国でも遅まきながら、子育て支援策に打って出るようになりました。
来年2026年より段階的に導入される「子ども・子育て支援金」です。
「子ども・子育て支援金制度」とは、「こども未来戦略」に基づき、少子化対策に必要な財源の一部を確保するため、社会保険料に上乗せして徴収する制度のことを指します。少子化対策のための特定財源として、令和8年度からの徴収が予定されています。
こども未来戦略アクションプラン
この資金を財源に、例えばつぎのようなアクションプランがあるようです。
1.ライフステージを通じた経済的支援の強化 児童手当の抜本的見直しに加え、妊婦のための支援給付を創設します。10万円相当の経済的支援に加え、妊婦等包括相談支援事業との効果的な組み合わせによる支援を目指しています。
2.全ての子どもや子育て世帯を対象とする支援の拡充 妊娠中や子育てのさまざまな不安、悩みに応え、ニーズに応じた支援を行います。また、乳児等のための支援給付(こども誰でも通園制度)の創設を予定しており、月一定時間までの時間単位等での通園が可能な仕組みを実現予定です。
3.共働きと共育ての推進 子の出生後の一定期間に男女で育休を取得することを促進します。育児期間中の国民年金保険料免除措置の創設や、育児時短就業給付として賃金等の10%を支給する制度を新設予定です。
4.経済的支援の強化の一環として、児童手当が抜本的に拡充されました。具体的には、所得制限を撤廃し、高校生年代まで延長のうえ、第3子以降は3万円の給付をおこないます。また、支給回数がこれまでの年3回から年6回に増加します。

こども・子育て支援の見違える変化
国としても支援が増えてきたことは望ましいです。
私たちの所得から一定の税金負担を通じて提供されるサービスであり、ちゃんとその実効性をモニターしたいところですが、ぜひ対象となる子育て対象の皆さんに利用いただきたいですね。
さらに支援を強化する意味でも、各市町村でもオリジナルの子育て支援の取り組みが行われています。
若狭町ではどのような取り組みを?
では、若狭町ではどのようなことを行なっているのか、まとめてみました。
※ これからの推進事業は含んでいません
項目 | 若狭町 | 子育て支援先進のX県Y町 |
医療費助成 | 乳幼児医療費助成あり | 乳幼児・児童生徒の医療費無料化 |
保育施設 | 保育所に強み(里っこ保育) 保育料無償化・特別な支援を必要とするこどもへの保育環境の整備 | 保育所、こども園 |
子育て支援センター | 子育て支援センター設置 | チャイルドホーム(未就学児から中学生まで対応) |
出産育児一時金 | 支給あり | 支給あり |
その他支援 | 夜間保育、土日保育対応 在宅医育児応援手当の支給 | 休日保育・病児保育・放課後児童クラブ、法定外ワクチン接種補助、チャイルドホームでの多世代交流 |
若狭町は、習い事支援や低所得世帯への給付金など、教育や生活支援に重点を置いています。一方、Y町は、定額の現金給付や高等学校等就学支援など、経済的支援を中心とした施策が特徴です。
まとめ
X県Y町は他地域からも視察が多く集まる子育て支援による移住者増加の町です。
上記はあくまで一例ですが、若狭町は内容面でまさるとも劣らない内容で地域の子育て世代をサポートしています。
子育てにはさまざまな負担が生まれるため、こうした行政サービスは住みやすさをサポートしてくれるだけではなく、町の姿勢そのものを表しています。
子育てを支援することで若狭町は町全体でこどもを育てる体制にもつながっています。
移住候補先としての若狭町にはこうした魅力もありますよ。
Today is the first day of the rest of my life.