海鮮丼を食べるなら1(若狭)

遡ること五世紀

歴史はお好きですか?

水産資源にとても恵まれている日本は、四方が海で囲まれる食に豊かな国です。

ここ若狭でも、古くは五世紀ごろに渡来人が海を渡って大和まで使いを送っていた時期があります。

さらに、鯖街道と言われる海産物を京まで運ぶ小浜から京へのルート途中に位置する若狭には、前方後円墳があり、その王は朝廷に食を献上していた膳臣という、王の食事係のルーツがいたようです。

今でも、若狭町の膳部山という名を冠した山がその名残を、その麓には前方後円墳など古墳3基があります。

古くから食に由来する地域 若狭

このように、遙か昔より、若狭は海の幸など食に由来した地域で、その豊かさを思いはせることができるのが私は気に入っています。

その若狭は、三方五湖という淡水、汽水、海水それぞれの特徴が出た5つの湖があり、若狭湾と面しています。嶺南エリアの東から、敦賀、美浜、若狭、小浜と市町が並んでいて、いずれの地域も水産資源が豊かで魚がとても美味しい♪

そうすると、さまざまなところで新鮮なお魚が販売され、見ても美しく食べても美味極まりない刺身の数々に舌鼓を打つ、そんな場所です。

関西に住んでいた時に、海鮮系を食べに行こうと思うと、真っ先に思い立つのが和歌山県。次に、兵庫北部の香住あたり、京都の丹後半島あたり。

さらには、兵庫の赤穂周辺、淡路島、三重の四日市から鳥羽あたりにかけてをイメージしてしまい、なぜか、すっぽりと若狭が抜け落ちていたのが私の日常でした。

なぜなのでしょう・・・

旅の醍醐味に選ばれることが多い海鮮丼

私はメディア露出が限られていたことが原因の一つではないかな、と感じています。

若狭は関西から見れば、海水浴エリアとして訪問する場所、というイメージがどこかでついていたのではないかな、と。さらには、原発関連のニュースで取り上げられる程度で、存在感をあまり示すことができなかったのではないかな、と。

ここ最近は北陸新幹線の敦賀延伸もあり、福井県が脚光を浴びることになりました。嶺南エリアも少しメディアに載ってきましたね。

そうなると、さて、何を目指していこうか、となるはず。

こんな時に私が県外からお越しの方におすすめしているのが、海鮮丼。

若狭エリアでは多くの飲食店で、ソースカツ丼か海鮮丼かぐらいに前面に出しています。そして、旅するみなさんもやはり、旅の醍醐味として選ばれていますね。

特に、夏を中心としたイカ漁が盛んでもあるため、SNSでも話題に尽きないイカ丼(ドライブインよしだ@若狭町)はツーリングバイクや自動車で土日は渋滞を起こすほど。

ですが、私はあえて、海鮮丼側を推したい。

見た目の鮮やかさと海の豊かさを感じさせてくれる豪華絢爛な一品です。

ここまでお話しておいてなんですが、おすすめのお店は次回に!

Today is the first day of the rest of my life.

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