秋の深まり
今年は11月に入っても20℃近い気温が続くなど、前半は暖かい日々を過ごせて快適であったものの、冷え込みがさほどきつくないため、秋の深まりとまでは感じることが少ないと感じていました。
それが、ようやく11月18日ごろから寒冷前線の通過によって、気温も急降下。
若狭では朝は5℃を下回り、日中も10℃を少し超えるような年末を思わせる気温でした。
ようやく秋本番、紅葉を期待させる季節になってきました。
秋を連想させる食といえば
秋を連想させる食材は多数ありますね。
例えば、農産物で言えば、さつまいも、銀杏、栗、松茸、里芋、柿、りんご、海産物なら、カニ漁の解禁が話題の中心になります。つられて鍋も話題になりやすいですね。
そうした季節の収穫物を手にするときは、近隣のPlant-2をメインに利用しますが、地物で育った元気でより美味しい野菜や加工食品を手にいれたいときは、若狭から車で30分ほどいった先、道の駅あどがわへいきます。先日も栗ごはんを作るべく、栗を手に入れにいきました。(参考記事:秋の味覚 栗ごはんを炊く)
こちらの道の駅、農産物の賑やかさはシーズンによって波がありますが、晩秋から次第に野菜類が活況で、目で見てもその種類の豊富さ、新鮮さには舌を巻いてしまいます。
11月に入ると白菜や大根、葉物野菜が増えるのですが、目を引くのは「なめこ」。
なめこ
日本のブナ林と台湾の高地に分布し、ブナとともに進化したと考えられている。中秋から晩秋にかけて、ブナやナラ、コナラ、ミズナラなどの広葉樹の枯れ木や切り株、立ち枯れた木などに単独または群生。特にブナの倒木などに群生してみられる。(ウィキペディアより引用)
一般にスーパーでの市販品は、小指の第一関節程度の傘が開いていない小さいものが流通しているかと思いますが、こちらで販売されているのは、傘が開き、大きく立派で、天然物とお見受けする素晴らしいものです。その分、汚れも幾分ついていますが、流水で洗えば大丈夫。
つるっとして黄色みの強い独特の食感を持つ歯触りがいいきのこ。これが食べ応えある大きさをたくさんパックしてもらって500円。一般量販店で買えないのでこれは買いです。
私は味噌汁一択
このなめこを、豆腐やわかめと一緒に味噌汁にするとその美味しさをたっぷり享受できます。しかも、出汁がなめこからも出るので、お味噌の量をいつもより少なめにしてあげるととてもあっさりしながら、具を十分に堪能できる汁物になっておすすめ。
アニメで時々出るような、囲炉裏に鉄鍋を吊るして薪や炭火で鍋を炊くシーンありませんか?あのきのこたっぷり汁をこの道の駅あどがわで販売するなめこは実現してくれるのです。
あっさりしていて秋を十分に感じるきのこの旨さを感じる場面。
まとめ
豊かな時間の過ごし方は季節を味わうことでもあります。
自然のめぐみに感謝するとともに、生産者や流通店の方々の日々の頑張りのおかげでこうした食材と出会うことができます。
忙しい日常を送っていれば、こうした当たり前なんだけど大切にしたい「おかげさま」に意識を向けることができるのではないでしょうか。
当然のようにある食材も、自分だけでは生み出せないものですし、周囲のお陰様で豊かな時間を持てるのだと思えば、人や環境にすら優しく接することができるように思います。そうすると、関わる人たちも笑顔が生まれるなど、好循環が生まれていくような気もしています。
なめこ一つ、秋の食材としてピックアップしたものの、結局は、「有難う」の気持ちが延長線上にあり、心も体も穏やかにしてくれます。
ミドルライフを過ごすにあたり、連日忙しいとは思うのですが、豊かな時間の得られ方について何かヒントとなれば幸いです。
Today is the first day of the rest of my life.
【アーカイブ】
【最新の投稿】
【カテゴリー】