6月半ばのある日、定期的な施設巡回をしていると・・・
アマガエルよりも大きく、ウシガエルよりもずっと小さい、中くらいのトノサマガエルぐらいの真緑のそれが、半目になりながら焼杉板を抱き抱えてじっとしていました。新緑の時期かつ森林の中なので周辺は緑がもちろん多い中、ひどく目立つこの姿。
シュレーゲルアオガエル、です。
この1ヶ月前に、全く同じ姿(とその時は思った)のカエルが近くにいたのです。
その筋に詳しいアウトドアアクティビティの会社社長曰く、「モリアオガエルだ」とのこと。地域によっては絶滅危惧種に指定されているちょっと珍しいコ。
緑のカラダではあるものの、目の周りが赤いのがモリアオガエル。
そして今回のシュレーゲルアオガエルは目の周りが黄色。
カエル。都会に住んでいた時にはほとんど全く出会うことがなかったのですが、この田舎にくれば、今まで聞いたこともないようなシュレーゲルアオガエルのような個体にも出会うことができます。
苦手な方も一定数いらっしゃると思います。
私たち人間に危害を加える生物ではなく、むしろ、そっと物陰に隠れてじっとしつつ、コロロ、、と鳴くその姿はなんとなく愛着すら覚えます。
生物の多様性を、特別でもないエリアで、さりげなく見つけることができるこの楽しさ。子供の時に出会っていたらきっと記憶に残り続けることでしょう。
個人的にはウシガエルはなかなか愛せないのですが、、こうしたちょっと珍しい生物との出会いにも期待しつつ、普段の生活の場を離れてこうした場所まで足を運んで、カエルのゆったりとした息遣いを眺めているだけでも、あくせく日々を過ごしている自分自身との対比になって、何か気づきがあるかもしれません。
そして、シュレーゲルアオガエルやモリアオガエルは、こちらのキャンプ場・山の一棟貸し宿で、時期によって、出会うことが叶うかも。
ぜひ若狭の自然をこうした様々な生き物を通じて楽しんでみてください。
Today is the first day of the rest of my life.