北陸金沢といえば、真っ先に思い起こすのは魚介類の豊富さと美味しさ。
福井県嶺南エリアの敦賀駅から金沢駅までは北陸新幹線で最速45分!
福井県と並んで素晴らしい食材の宝庫であり、見どころも多い金沢は、若狭に住んでいて「ちょっとお出がけ」の範囲です。
いつもとは違う、食を求めて、金沢にて地元魚を美味しく食べられるランチを今日はご紹介します。
魚介の宝庫 金沢
石川県は雨量が多く、山から海も近いため、日本三名山の一つである白山をはじめ、里山の豊富な栄養分を含んだ雪解け水や雨水が、河川から海へと流れ込んでいます。 そのため、エサとなる小魚が多くなり、魚が美味しく育ちやすい環境が整っています。特に、七尾や能登方面の魚を求めて、仕入れに出られることもあるとのこと。
その中でも、今回は甘エビにフォーカス。時期も9〜12月が旬です。
甘エビは頭から尻尾まで全身くまなく美味しさに溢れています。新鮮なまま生でいただくことがベストとも聞きますが、私はその全身を余すことなく食べ尽くすのが堪らなく好みのため、カラッと揚がって提供され、熱々が冷める前に一気に食べ切るのが最良です。
割烹でランチ 甘海老天丼
お邪魔したのが、割烹むら井さん。
昼は天丼や海鮮丼、夜は加賀の郷土料理を中心とした懐石料理を提供されています。日本酒も豊富で福井・石川を中心に純米や吟醸などを揃えていらっしゃいました。
11時30分の開店と同時に入店し、お茶を啜りながらメニューを眺めます。
心が躍るものが連なっていて悩みましたが、日替ご膳は3名の常連さんが選んでおられる人気メニュー。
私は、甘海老にターゲットを絞っていたのでブレることなく「甘海老天丼デカ盛 ¥2,500(税込)」をチョイス。
着席したカウンターでお茶を啜りながら、楽しみに待つこと十数分。
「後悔させません」の控えめな文字が期待を膨らませます。
デカ盛丼の到着
こちらが到着したデカ盛丼と小鉢たち。天麩羅につゆをかけずに、つゆまで天麩羅を連れて行くパターン。
甘海老はもう熱々にからりと揚がって本当に素晴らしい香りを放っています。
一口で一尾を頬張れば、口の中が甘さ、旨み、香り、身の歯触り、殻の歯に当たる感触、どれも素晴らしいアプローチ。
さすがデカ盛、とあって、正直、お腹いっぱいになる甘海老とそれを彩る脇役たち。2,500円ならお支払いしても満足がしっかり返ってきます。
まとめ
福井県に住んでいても魚介類とはご縁がありますが、ところかわれば提供される料理も異なってきます。
このランチを食べる楽しみを抱えながら金沢に来ることもまた、旅の醍醐味ともいえます。
若狭町から敦賀まで車で40−50分。そこから金沢市街までの移動と考えると、2時間以内でフラッと出かけられる嬉しさ。
これは関西に住んでいたなら、+1〜2時間以上かかることを想像すると、若狭に住んでいて石川への行きやすさが様変わりした印象があります。
冬の北陸を楽しむ方法は食を楽しむことでもあります。自然の恵みを享受しに、福井・石川をさらに楽しみたいですね。
Today is the first day of the rest of my life.