若狭にしっかり雪が降った朝

昨晩からの強い寒気で、朝起きてみると、若狭にもしっかりと雪が積もっていました。

12月前半の平地の雪化粧は3〜5cmぐらい

今年は、12月に入ってすぐに標高の高い場所には雪化粧がありましたが、平地まで積雪があったのは今日が初めて。

若狭に生まれ育った方に伺うと、例年、12月10日前後に一度積もり、年末年始に一度、その後一度積もったら、あとはほとんどが積もるまではいかず、雪が降ってそのまま溶けるというのが通例だそう。

雪が積もらない地域で生まれ育ったため、2年目とはいえど、雪との暮らしはまだ慣れません。

必要な道具といえば

車の屋根やウィンドウに積もった雪を払うワイパー、スタック用のポリ製シャベル、長靴、窓が凍った時用の解凍スプレー、長靴に、スタッドレスタイヤと、最低限の道具を揃えて積もってもなんとかなる体制を整えるよう、昨年はアドバイスをいただきました。

また、雪によって道路がひどい渋滞を起こしてしまい、身動きが取れなくなった福井県の国道8号線の立ち往生事件。

  • 2018年(平成30年)2月6日から7日にかけて、福井県嶺北地方では平地でも24時間降雪量が60cmを超える記録的な大雪が発生しました。この大雪により、国道8号で最大約1500台の車両が立ち往生しました。
  • 2021年1月11日、北陸地方の大雪の影響で国道8号で長い渋滞が発生しました

↑のようなことが起こってしまい、車の中に閉じ込められてしまって、ガソリン、食糧、水、トイレ、寒さ対策で冷や汗をかいた方も多数いらっしゃったと聞きます。

こうしたことから、雪が積もる前に、車内には毛布や緊急用のカンパンや水などを常備する方もいらっしゃるとか。

意外と関西より暖かいかも

関西は関西で冬場は風が強く、乾燥もしていて、寒さが身に沁みますが、翻ってこちら福井県の嶺南地方は、肌感覚ではありますが、関西より寒いようで寒くありません。その理由も、どうやら湿度が関係しているそうです。

湿度と体感温度の関係

  • 湿度が低いと、汗が蒸発しやすくなるため寒く感じます。
  • 湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなるため体温が下がりづらくなり、暖かく感じます。

確かに、雪が降るものの、べっとりした乾いた雪ではないため、この地域の湿度を物語っていますね。

福井県嶺南地方の気候は、日本海側に特有で、夏は蒸し暑く、冬は曇りや雪の日が多い傾向にあります。

嶺南地方の気候の特徴

  • 嶺北地方に比べて温暖で、降水量も少ない
  • 対馬海流の影響で、冬でも比較的暖かく、雪の量もそれほど多くない

住む前は福井県は雪が多い、とイメージしていましたが、実際住んでみれば、冬でも関西より暖かさを感じる時があります。

雪対策にいくつか道具などは必要ですが、住んでみればなんてないものです。(まれに雪おろしが大変ですが)

日本海側に住む際は、海流の影響や、降水量、気温の高低などチェックしてみて、同じ日本海側といえど、場所によって性質が異なることを知っておくといいですね。

まとめ

12月も半ばになると、若狭も雪が降り積もります。根雪になることはそうなさそうですが、年末年始は構えておく必要がありそう。

積もる地域特有の道具を揃える必要もありますが、思った以上に、関西より寒いわけでもなさそうです。

きっと福井は全般的に雪深い地域なのだろうと思われがちですが、若狭は意外と寒さがおとなしいように思います。

雪深くて冬はいけないな、と思うことなく、時期を問わず若狭に遊びに来ていただきたいですね。美味しいもの、美しい景色、穏やかな人情の地域の方々と魅力がたっぷりあります。

冬にお越しの際は、スタッドレスタイヤを履いた自動車でお越しください!

Today is the first day of the rest of my life.

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