ここにしかない搗き立て餅
粟餅、ご存知ですか?
もち粟やうるち粟、それと餅米を蒸して搗いた黄色味がかったお餅。
昔は全国各地で食べられていたようですが、現在は指で数える程度まで減ったと聞く粟餅処。それが京都市の北野天満宮すぐそばに1軒あります。
それが澤屋さん。
澤屋さんの粟餅
澤屋さんでは、搗き立てを提供してくださいます。
お店に入って会計を済ましていると、餅をちぎって、こし餡やきなこを纏わせる手順をその場で行います。
粟餅は固くなるのが早いため、賞味期限は当日中。出来立てと時間が経過した後ではそれもまた食感がやや違っています。できれば、お店でお茶と一緒にいただくのがベスト。
それがこちら。
こしあんは優しく上品で軽い甘さ、きなこは甘くて塩加減がGood。
そして粟餅そのものは柔らかい食感のお餅にぷちぷちした粟の特徴が心地いい。
今回は少し離れた京都御所で秋晴れの中、持参の温かいお茶といただきました。
今回は15時過ぎと遅めだったのもあり、電話で残っているか確認。到着予定時刻に合わせてご用意いただけるとのことでした。
これぞ京都
大学生の時、ここのお餅だけはお金がなくても買いに行こうと思わせられたぐらい大好きなお店。北野天満宮のすぐそばでもあり、個人的に大好きなふた葉さんのたぬきうどんも歩いてすぐにある。
人それぞれ、京都の魅力をとらえる切り口をお持ちだと思います。この界隈は私にとって特別な空間。他のどんな場所よりもこれぞ京都!と感じる昔からそう変わらないエリアです。
京都には行くものの、ここはまだであれば、ぜひお立ち寄りください。
まとめ
豊かな時間は、今を生きている実感とともに、昔の記憶に触れて思い出される瞬間も当てはまるように思います。
人生の変遷は紆余曲折にあって、様々な出来事に直面しますが、澤屋さんの粟餅のように、こうして古くからあるものの中には、変わらないものもあったりします。変わっていくものと変わらないものの対比もまた感慨深いものがあります。
変わらない美味しさには、安心させてもらえる安定感がありますね。
ミドルライフの今、仕事やプライベートでちょっとしんどいなぁと感じた時は、京都の北野天満宮周辺をゆっくり散策されてみるのも良いかもです。
なお、福井県若狭エリアからでも、北野まで下道を走って車で1時間30分あれば十分到着します。若狭と京都は昔から縁もあり、さほど遠くもありません。自然に囲まれた豊かな若狭に住む楽しさは、京都にもアクセスしやすい観点からも気に入っているポイントです。
粟餅所 澤屋
住所:京都市上京区紙屋川町838-7
営業時間:9:00~17:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜、木曜、26日
TEL. 075-461-4517
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