身の丈にあった支出4

振り返り ムダな支出TOP3

身の丈に合った支出3で振り返ればムダだったと思う支出についてご紹介させていただきました。

以下の通り。

  • 3位 保険料
  • 2位 車両費
  • 1位 交際費(飲み会)

前回の記事では保険料の、特に生命保険に焦点を当ててご紹介しました。

今回は学資保険についてです。

可もなく不可もない学資保険

こどもが誕生して、未来の教育資金という考え方は、当時、妻から学資保険で積み立てていくことが大切だ、と熱弁をもらいました。

大学入学時に初期費用が一気にかかることを思い、その緩和策として考えていたのだと思います。知識が全くなかった私は二つ返事でやろう、と一緒に決めたのですが、実際、満期を迎えてみて感じたことは、「18年間積み立ててきたけれど、利息はたったの1%か」という感想。

子1人に対して、毎月約4,650円ほどを積み立ててきました。

つまり、18年後には100万円+利息になっている計算です。

これを先日ご紹介した金融庁のつみたてシミュレーターを用いて、もし、仮に複利を使えていたならどうだったのか、検証してみたいと思います。

金融庁 つみたてシミュレーター

仮に、複利で運用できていたならば、想定利回り1%と低い利率でみても、10万円の利息が付きます。

しかし、結果的に、18年の積立結果は、100万円にわずか1万円がついてきただけ。なんじゃそら!って気分です。

18年もの間、100万円に向かってお金は常に拘束され続けてきたのに、そのリスクプレミアムは全くといっていいほどナシ!!

これだったら、インデックスファンドに5,000円ずつ積立投資していたほうがなんぼほどマシだっただろうか・・・。

マネーリテラシーのない20代の時の自分に本当に教えてあげたかった・・・。

学資保険の代替物

このように思うと、そもそも学資保険とは、

学資保険=利息の薄い貯金+手当の薄い生命保険+その他

で成り立っているので、

・利息の薄い貯金⇨インデックス投資信託で複利で長期運用

・手当の薄い生命保険⇨必要最低限の生命保険

・その他⇨入院補助費程度なので、日常の財布から拠出できる

に置き換えてしまえば十分にやりくりできます。

ワンパッケージになって長年かんぽ生命が販売されている安心感と、セットになっているお手軽感で購入してしまいますが、ここは検討の余地は十分ありますね。

まとめ

以上のことから、学資保険に費やした時間効果を思えば、これは無駄遣いだったなぁという実感です。

時間効果は他に替えることができない価値のあるもの。

できるだけ早いうちから、長期投資のメリットを学び、資産運用に生かしていくことができれば、40代、50代となった時にもお金のやりくりに困ることなく、安心して過ごすことができます。

そういった長い目線でライフプランを応援してくれる、保険商品を売り込んでこないFPの方がいらっしゃったら、きっと人気になるでしょうね!

Today is the first day of the rest of my life.

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