猿🐒と聞いて、身近に感じることはありますか?
若狭に住むまでは猿は動物園、猿と共存する観光滝でのみ出会う生物で、身近だとは言えない動物でした。
それが、住んでみることでそれこそ頻繁に出会うこととなります。
ただ、里に降りてくる場面はさほど多くなく、里山で出会うことばかり。
国道などから少し入った山で見かけやすいです。
多くの個体は、朝方から日中にかけて見かけることがほとんどで、夜間は全く出会いません。出会う場所も大体は同じエリア、同じポイント。どうやらある特定のエリアをぐるぐると群れで行動しているようですね。
ある春先には、里まで降りてきて、作物を育てる前の準備段階の畑で群れのまま何かを拾い上げて食べているシーンを国道303号線を走らせている時に見かけることがありました。
この辺り:https://maps.app.goo.gl/hinw5H2ywmprUHAQ9
畑をされていれば、ときに食害など影響を被ることもあり、決して歓迎したい動物とは言えないかもしれませんが、ただ、少し離れて、まるで私自身が石ころかのように存在感を出さず、外から眺める程度でしたら、正しく恐れつつも可愛らしい、それこそ田舎といえば、ぐらいの代名詞にはなりそうです。
適切な距離間隔を持つことは何よりも重要で、刺激することなく、目線を合わせずただ眺める。
そうすればこそ、猿と人間との共存もありますね。
作られた世界の動物園とは一線を画して、奥山・里山に住まうニホンザルを目にしてみると、ちょっとした感動と、何か特別なものを見つけたような小さな発見があります。
日常、パソコンと向き合ってばかりな状態や、会社組織の狭い世界の中で上司や部下などとの関わりに縛られっぱなしの環境であれば、こうした猿を眺めるだけでも気休めになるかもしれません。もちろん、子供たちにとってはワクワクドキドキする対象かも。
里山・里にくれば当たり前の風景ですが、都会に身を置く場合はたまにはドライブで若狭へお越しになり、見つけられるかは別として、田舎に共存する生物の存在にアンテナを張って、大自然との対峙を楽しんでみられてはいかがでしょうか。
若狭とその周辺には、ドライブのついでに、海鮮丼、うなぎ、葛まんじゅう、焼き鯖などを始め、目を見張る美味しいものとの遭遇があります。
美味しいものたちのことはまた追ってご紹介してまいります。
ニホンザルに関する参考文献(おもしろいです)
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort5/effort5-3b/4_0130_saru.pdf
Today is the first day of the rest of my life.