投資信託から始めたのは意識的な投資
前回の記事では、投資信託が最初の投資だと記述していました。
実は、新卒入社の会社では「社員持株制度」があり、月に1万円ずつ退職までの期間コツコツと天引きで株購入をしていました。無意識の投資、です。
全く株を知らなかった新卒時、先輩社員から、「うちの株の凄さを知らんのか!何も疑わずに、言われるがまま、まずは持株を買いなさい」と言われたのです。
1万円ぐらいなら、と思い、天引きだったのもあって気軽にスタートしていました。不思議だったのが、年に4回、証券会社から圧着ハガキが届くのです。
配当金のお知らせ、と。
理解はできないまま数年経ち、ハガキの数字を見比べていくと、株の数量が徐々に積み重なり、為替レートと金額、外国源泉税10%、国内源泉徴収税などが通知され、最後に「お支払い金額の合計」欄がありました。
配当金が成長している
そのお支払い金額の合計は、徐々に上がっていくのです。
そう、入社した企業は連続増配の会社だったのです。
勝手にお金が入ってくる(毎月1万円は払っているものの)という仕組みをここで少し理解するようになりました。
退職時になって、キャピタルゲインとして購入金額の7倍近くの資産価値になって、現物として手元に入ってきたのです。その間、インカムゲインとして、合計で投資額の35%ぐらいの配当金が入っていたのです。
右肩成長の企業において、積み立てた株が成長の恩恵にあずかった結果でした。
つまり、投資信託も、形は違えど、およそこういう動きをすることが期待され、利益を享受することができると購入後に理解しました。
最初の投資信託の保有期間は
最初の投資信託は日経225インデックスファンド。
継続期間は2009年1月〜2014年9月でした。
5年以上続けたのに、なんの考えもなしに、ある程度育ったからという理由で解約しました。株価が2013年ごろから反転し始めて、その翌年後半でストップです。
今考えるととても勿体無い行動をとったなぁ、と率直に感じています。
このまま積立を継続していれば・・・と。もっと勉強して最適の解約タイミングを学ぶなどしていればよかったと。そうすると、現在日経平均が38,000円前後にあるため、5倍近い日経の伸び。。。
当時、2009年は世界的な景気後退や金融不安などの影響で、日経平均株価は急落しました。特に3月10日はバブル崩壊後の最安値を記録し、株式市場の歴史に残る日となっていて、7,000−8,000円をうろうろしていたはずです。
こうしたことから、インデックス投信などで長期投資を行う結果、こうした結果が待っているのだ、と言う経験値を私にはもたらしてくれたのです。
まとめ
コツコツ積立型の投資をする時のポイント
・右肩成長する銘柄を選ぶ
・忘れてしまっていいように自動引落または給料天引きでコツコツを継続
・続けるならば年単位で(できるだけ長く)
・途中の価格(価額)変動は一切気にしない
さらにそれを加速度的に資産を成長させるためには
・分配金を出さない投資信託を選ぶ
・分配金は再投資に当て込む投資信託を選ぶ
・成長個別株(私の新卒入社の企業のような)の配当金も本来は再投資に
ができるとよかったのだと勉強しました。
ミドル世代になってくると、老後のことが頭にチラつき始め、現在勤める会社での立ち位置の今後の変遷を想像し、豊かな時間の生み出し方について課題感を持ち始めるタイミングではないでしょうか。
私はまさにそれでした。
こうした、コツコツ積み立てて資産を形成していくことは気づけば大きな資産へと成長させることができる可能性があります。
ここに目を向けることができると、人生をこの先、ポジティブでアグレッシブに変えていくことができるそのきっかけになります。
日本は国民全体の投資に対する前向き度合いがまだ高いとは言えません。
ぜひ、気づいたならば、周りどうこうではなく、自らを信じて行動に移してみると良いと思っています!
Today is the first day of the rest of my life.
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